「愛しのアイリーン」動画配信中!ネタバレと感想を話します! [U-NEXT]
2018年9月に劇場公開された「愛しのアイリーン」が動画配信中です。
「愛しのアイリーン」は、男性向けの映画ですね。
原作は、新井英樹の同名漫画です。
原作は読んではいないのですが、
「日本の農村の少子高齢化」「嫁不足」「外国人妻」「後継者問題」といった社会問題に真っ正面から向き合った作品と紹介があります。
しかし、映画では全くそんな高尚な意図は感じられません。
男性として観ている側も恥ずかしくなるような「お〇んこ」の下ネタワードが満載です。
これだけ、「お〇んこ」という言葉が出てくる映画は今まで観たことがありません。
作品は、下ネタとバイオレンスがうまくスライドしながら愛とは何かを考えさせてくれます。
しかし、それはあくまで男性目線で女性からすれば女性蔑視と写るかもしれません。
主人公は42歳になるまで愛を知らずに育った中年男性・宍戸岩男(安田顕)です。
イケメンではありません。
愛は知らないですが、セックスは経験しています。
岩男はある日、突然に大枚約400万円を支払ってフィリピンへお見合いツアーに行き、嫁さんアイリーン(ナッツ・シトイ)を見つけてきます。
フィリピンお見合いツアーは一時期よく耳にしましたが、今でもあるのでしょうか?
一見、お見合い結婚のようですが、要はフィリピンに残された家族のために仕送りを続けるという条件のもとに籍をいれる、いわば形を変えた長期売春のような制度です。
少なくとも映画ではそうなっていました。
しかし、フィリピンで見つけた嫁アイリーンは日本にかえってからも一度もベッドをともにしません。
彼女は処女だったのです。
彼女は処女をささげるのは愛する人と決めていたのです。
純真です。
しかし、岩男も純真なんです。
愛のないセックスなんか無意味だと思っています。
しかし、体は言うことを聞いてくれません。
愛のないセックスをすることにもなるのですが、自分自身に嫌悪感を覚えることもあります。
そこは女性から見れば自分勝手なのでしょうね。
中年男性には母親・宍戸ツルがいます。
なんとか、一人息子に嫁を見つけようとするのですが上手くいきません。
フィリピンから嫁を連れてきてからも納得はしていません。
母親のツルは岩男を溺愛しているようにみえますが、それは家系を守るという意識が強いからという見方もあります。
実際、後半でアイリーンが岩男の子供ができた話をツルにするのですが、
ツルはその話を聞くと、嫁いだ時のこと、岩男が生まれてからのことなど走馬灯のように思い出し、かすかに微笑みながら息を引き取ります。
きっと、宍戸家に嫁いできた自分の役目が終わったと感じたのだと思います。
「家」というしがらみに絡み取られたまま一生が終わったわけですが、
実は、「愛しのアイリーン」はツルの映画だったかもしれないという妄想にもかられます。
そう、「愛しのアイリーン」は観た人が妄想にかられる映画なのです。
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[ 注意 ]
紹介している作品は、2019年3月10日時点の情報です。
視聴する時期により配信終了している場合もありますので、詳細は公式ホームページにてご確認ください。