映画「ロマンスドール」あらすじ、ネタバレ、結末を大暴露! [新作情報]
2020年1月24日に劇場公開される映画「ロマンスドール」のあらすじ、ネタバレ、結末を暴露します。
原作は、映画「ロマンスドール」の監督タナダユキの同名小説作品。
総合文芸誌「ダ・ヴィンチ」誌上に連載された作品に加筆され2009年2月に発表されました。
あらすじ、内容、結末は小説とほとんど変わりがありません。
違うのは、主人公・北村哲雄(高橋一生)の浮気相手の名前が原作では里香ですが、映画ではひろ子(三浦透子)というぐらいでしょうか。
普段は見ることも、知ることもないラブドールのことを少し垣間見ることができます。
ラブドールとは、男性向けに作られた人間ソックリの女性人形です。
そのラブドールを相手に男子は疑似セックスをすることができます。
■映画「ロマンスドール」あらすじ、ネタバレ、結末
冒頭からセックスシーンで始まります。
北村哲雄(高橋一生)と、園子(蒼井優)とのベッドシーンです。
なんと、園子が哲雄の上に乗っています。
女性上位ですが、行為の最中に園子は息を引き取ります。
そう、腹上死です。
ここから回想シーンが始まります。
哲雄は、美大の彫刻科を出て『ラブドール』をつくる造形士として働いていました。
哲雄と園子が知り合ったのは、本物に近いラブドールをつくるために、乳房の型を取る募集にモデルとして応募してきたからです。
この時には、医療用の人工乳房を作るという嘘の募集をしていました。
園子を一目見た哲雄は、何ともいえない衝動にかられ自分でも思いもつかない行動にでてしまいます。
初めて会ったその時に、好きになった。と告白し交際を申し込むのです。
園子は、びっくりしましたが、その真剣さに押され申し出を受け交際が始まります。
やがて、二人は結婚しますが、哲雄は自分の本当の職業を話すことができません。
園子は、美人で、清楚で、料理も上手で、しっかりしている理想の奥さんでした。
哲雄の仕事も順調で、ラブドールがドンドン売れていきます。
しかし、働き詰めが響いているのか夜の営みの回数は減っていきます。
園子は何もいいません。
夜、遅く帰る時には、夜食を用意して待っていてくれます。
この頃から、哲雄は外で酒を飲むようになり、浮気を始めます。
実は、園子も同級生と同窓会で浮気をしたのです。
哲雄は自分のことはさておいて、園子に詰め寄ります。
園子は「寂しかったから」と答えます。
その晩は、哲雄はショックを覚えるもそのまま眠ります。
そして、翌日、哲雄は自分の浮気のことを園子に正直に話そうとします。
しかし、その前に園子から「別れよう」という言葉が切り出されます。
その時に、玄関のインターホンが鳴ります。
なんと、哲雄の浮気相手のひろ子が押しかけて来たのです。
それから、哲雄の地獄のような時間がはじまります。
結局は哲雄が土下座して謝ることで、場の空気が落ち着き、
園子に言われて、ひろ子を駅まで送っていきます。
その道すがら、ひろ子は告白します。
「私、昨日、彼氏に振られたの。テッちゃんのことは浮気だったの。」
「押しかけて結婚を迫ったのは彼を見返してやりたかったから。」
「もうテッちゃんとは会わない。」
といって、1人で歩き始めます。
哲雄は重い足取りで家に帰ると、園子に「別れたくない」と言います。
園子は、「じゃあもう少し、頑張ってみようか、あたしたち」と細い声で返します。
しかし、それからも2人には夜の営みはありませんでした。
それから、5ヶ月、園子にガンが発見されます。
園子は哲雄に迷惑をかけるから「分かれよう」と切り出します。
もちろん、哲雄は別れるつもりはありません。
翌日、2人で病院にいって入院の手続きを取ります。
手術は成功しますが、ガンはその後、2回も再発します。
2回目の診断が告げられた時には、哲雄は園子に黙っていました。
しかし、園子は死を意識したのでしょう。
哲雄に「私を作って。」とお願いします。
園子のラブドールを作ってくれというのです。
そして、「テッちゃんと、したい」と顔を真っ赤にして、目に涙を浮かべながら言います。
それから、2人は毎日のように、夜といわず、朝も昼も営みを続けます。
そして、冒頭に戻ります。
そう、園子は女性上位の姿勢で、背中をのけぞらし「てつお。すきよ。すごく」と小さな声で言うと息を引き取ります。
その後、哲雄はラブドール作りに打ち込みます。
完成したラブドールは「その子一号」という名前が付けられます。
ラブドールの感触は完ぺきに園子そのものでした。