映画「風の電話」あらすじ、キャストの役柄! [新作情報]
2020年1月24日に劇場公開される、映画「風の電話」あらすじ、キャストの役柄を紹介します。
映画「風の電話」は、フィクションでもない、ドキュメンタリーでもない、岩手県に実際に設置されている電話ボックスをモチーフにした作品です。
この「風の電話」には、東日本大震災以降、3万人を超える人々が訪れているそうです。
「風の電話」は、電話線が繋がっていないダイヤル電話。
電話ボックスの中には、ノートが1冊置かれていてノートに気持ちを記載することができます。
元々はパチンコ店の店内に置かれていたのを、東日本大震災1か月後に、今の場所に設置されました。
設置のきっかけは、設置主の庭師の佐々木格さんが庭のオブジェとして使う予定だったそうですが、
従兄の1年にわたる闘病生活とその後の死で、もう一度彼と話をしたいという思いから設置したそうです。
その後、24時間テレビや新聞など、数多くのメディアに紹介されたことから一躍有名になりました。
そっと受話器を取り耳を当てると、受話器の向こうで誰かが聞いているような不思議な気持ちになるそうです。
映画「風の電話」は、岩手で育った1人の少女が震災で家族を亡くし、広島の叔母のもとで暮らしているのですが、
叔母が倒れたのを契機に故郷の岩手まで帰り、“風の電話”にたどり着くまでの道程が描かれています。
■“風の電話”あらすじ、キャスト
・ハル(モトーラ世理奈)
主人子の女子高校生です。
家族を東日本大震災で亡くし、広島の叔母・広子と暮らしていたのですが、
広子が心労で倒れたことから、再び大切な人を失う不安に駆られ、故郷の岩手県大槌町へ戻ります。
・森尾(西島秀俊)
ハルが地元の不良男性に絡まれているところを助けます。
元福島第一原発の作業員で、彼も東日本大震災で家族を失っていました。
ハルを励ますことで、自分も元気を取り戻していきます。
・今田(西田敏行)
福島在住の今田も、東日本大震災で大きく被災しましたが、
今でも福島で暮らし、震災当時の話を聞かせる語り部として生きがいを感じています。
お金も身寄りも、知り合いもいないハルを暖かくもてなしてくれます。
・公平(三浦友和)
故郷に帰りついたハルは、心身共に疲れ切って倒れてしまいます。
そこに偶然通りかかったのが公平。
彼はハルを自宅に招き食事をふるまいます。
元気にふるまっていますが、彼も震災によって深い悲しみを負っていました。
映画“風の電話”は、東日本大震災後に生き残った人々のリアルな人生を映しだしています。