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「グリーンブック」10月2日より動画配信スタート!ネタバレ・感想 [U-NEXT]



2019年3月1日に劇場公開された「グリーンブック」の動画配信が10月2日より動画配信が始まります。

第91回アカデミー賞で最優秀作品賞、脚本賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)を受賞した作品です。

ジャマイカ系アメリカ人のクラシック及びジャズピアニストであるドン"ドクター"シャーリー(マハーシャラ・アリ)と、

シャーリーの運転手兼ボディガードを務めたイタリア系アメリカ人の警備員トニー・ヴァレロンガの実話をもとにした作品で、

主人公の実の息子ニック・ヴァレロンガが脚本・製作を務めています。

タイトルの「グリーンブック」は、人種隔離政策時代に車で旅行するアフリカ系アメリカ人のために書かれた旅行ガイドブックのことを指します。

アメリカ南部を旅行する黒人が安心して入れるお店や宿泊先がまとめられています。

映画「グリーンブック」の時代背景は、まだ黒人差別が根強く残っていた時代です。

実際に舞台になった1962年はアメリカ南部の州法では、「ジム・クロウ法」という人種差別的内容を含む法律が存在していました。

そんな、まだ人種差別が激しい時代にあえて南部地方の演奏公演にシャーリーは出かけるのです。

シャーリーの住まいは、ニューヨーク、カーネギー・ホールにあります。

移民が多いニューヨークにあって、南部ほど黒人差別はないのですが、それでも差別はあります。

主人公のヴァレロンガも黒人への差別意識を持っていましたが、お金のためにシャーリーの運転手を、本業が休みの間引き受けるのです。

本作品を通じて、エセ平等というものが何となくわかった気がします。

差別意識が特に強い南部の人たちが、なぜピアノが上手いという理由だけで、

自分たちが主催する会場に黒人を招待するのか不思議だったのですが、作品を通じて何となくわかった気がします。

彼を招くのは南部の富裕層たちで、彼らの見せかけの寛容さをアピールするためだけだったのです。

演奏公演中に、彼に接する態度と、一旦舞台を降りた彼への態度はガラッと変わります。

トイレも差別され、建物から離れた薄汚れた掘っ立て小屋のような狭い空間だし、

演奏会場の控室も物置部屋だったりします。

演奏を主催したレストランで食事することさえ許されないのです。

そんな差別を受けながらも何故、シャーリーは南部公演を続けるのか?

それは、さかのぼること6年前です。

有名黒人ジャズピアニストのナット・キング・コールが、

南部バーミンガムの公演で演奏していた時に、演奏途中に白人の団体に舞台から引き摺り下ろされてリンチされた事件があったのです。

ナット・キング・コールは、アメリカのジャズ・ピアニストで、歌手としても活動し、

1950年代以降はジャズからポピュラー界に軸足を移し、テレビにも多く出演していた人気者です。

そこで、シャーリーは自分も同じ場所で堂々と演奏してみせると決めたのです。

才能だけじゃだめだ。勇気を見せてこそ人は変わる。と語ります。

そんな、シャーリーと黒人に偏見を持っているヴァレロンガとの2ヶ月に及ぶ長旅、果たして上手くいくのでしょうか?

はい、最初はぎこちなくても最後は二人仲良くなって一緒にクリスマスを迎えるんです。

やっぱり、映画だからなあ!と思わないで下さい。

冒頭に書いたように本作品は実話をもとにしているんです。

どうして、2人が仲良くなったのか、南部の人達はシャーリーに接する態度が少しは良くなったのか?

アメリカの人種差別の裏側をチラッと垣間見ることができる作品です。

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[ 注意 ]
紹介している作品は、2019年9月14日時点の情報です。
視聴する時期により配信終了している場合もありますので、詳細は公式ホームページにてご確認ください。







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